
ラグビーの国内最高峰リーグワンが12月13日(土)に開幕する。5シーズン目となる今季、飛躍をめざすのがディビジョン2の花園近鉄ライナーズだ。10月には新入団選手が顔をそろえて意気込みを語り、ディビジョン1復帰に向けた態勢が整っている。
昨季は入れ替え戦まで進んだものの、悲願のディビジョン1復帰がならなかったライナーズ。新たにチーム出身の太田春樹監督が就任して補強が注目される中、大きな期待が寄せられているのが南アフリカ代表のマニー・リボック(SO)だ。「自分のベストを尽くして、チームの目標達成にチャレンジする。『チャンプ』と呼んでください」と会見で意欲を見せた。
海外組ではキラン・マクドナルド(ロック)、ライノ・ピータース(NO8)、ピーター・ウマガ=ジェンセン(CTB)、バーガー・オーデンダール(CTB)も新たに加入。マクドナルドは「日本にはラグビーに対する情熱と誇りがあることを強く感じる。自分のすべてを捧げていきたい」とコメントを寄せた。
日本人選手は平野翔平(プロップ)、牧野内翔馬(ロック)、藤原恵太(SH)の3人。藤原は「地元の大阪で昔から見ていたチームでプレーできて大変うれしい」と闘志を燃やした。「特にディフェンスが課題だと思っている。アグレシッブにラインスピードを上げるディフェンスを強化していく」と太田監督。パッセンジャーと呼ぶ熱烈なファンの声援を受ける花園近鉄ライナーズのプレーから目が離せない。
